基礎知識
おじぎについて
接遇の基本動作となるおじぎの意味を理解しよう
浅い礼(会釈)
社内ですれ違った上司や訪問客に行う軽いお辞儀。背筋を伸ばした状態で15度程度に傾ける。
普通礼(敬礼)
出勤・退勤時や来客応対時、取引先への訪問時など、ビジネスの場ではもっとも一般的なお辞儀。背筋を伸ばし、足下から1.5~2メートルの所に視線を落とし、上体を30度程度に傾ける。
深い礼(最敬礼)
重役や取引先の社長など最重要人物への挨拶時、感謝や謝罪の気持ちを表す時、冠婚葬祭の場などで行う最も丁寧なお辞儀。背筋を伸ばし、足下1メートルの所に視線を落とし、上体を45度程度に傾ける。「1・2・3」の呼吸はゆっくりと行い、2のところで呼吸を一旦止め、間を取る。
敬語について
- 行かれる
- いらっしゃる
- まいる
- あがる
- うかがう
- おいでになる
- お越しになる
- みえる
- いらっしゃる
- まいる
- 言われる
- おっしゃる
- 申す
- 申し上げる
- 聞かれる
- お聞きになる
- うけたまわる
- お聞きする
- 拝聴する
敬語使いのポイントと使い分けを覚えておこう
呼称の使い分け
自分のことは「わたし」「ぼく」ではなく「わたくし」が基本。自社の呼称も「うち」ではなく「わたくしども」「当社」と言うように。
相手に対する言い方は、役職のない先輩や同僚には「○○さん」、上司に対しては「○○部長」など役職名で呼ぶ。社外の人や目上の人に「あなた」はタブー。「○○様」と丁寧に。社外の人に対して社内の人の話をする時は呼び捨てで。他社の社名には「○○様」と『様』をつけて丁寧に呼ぶ。
会話フレーズ
人とのコミュニケーションにおいて最も大切なのが会話。
その基本的なフレーズを習得して活用しよう!!
- いらっしゃいませ
- いつもお世話になっております
- ご無沙汰いたしております
- お待たせいたしました
- 少々お伺いしたい事があるのですが
- どのようなご用件でしょうか
- 本日はお忙しい所お邪魔いたしました
- かしこまりました
- 承知いたしました
- 承りました
- それで結構でございます
- もう一度おっしゃって頂けますか
- (これで)いかがでしょうか
- (これで)よろしいでしょうか
- 大変失礼ですが何とお読みするのでしょうか
- 大変ありがたく(うれしく)存じます
- お陰様で○○できました
- ありがとうございます
- 恐れ入ります
- (大変・まことに)残念ですが、○○いたしかねます
- 私の一存では決められませんので(上司に相談して
- 頂戴いたします
- 申し訳ございません
- 失礼致しました
- ご迷惑をお掛けいたしました
- 申し訳ございません
- わかりかねますが
- 存じませんので、お答えいたしかねますが
- お手すきでしたら(ご都合が宜しければ)少々お時間を頂けますでしょうか
- 恐れ入りますが(お手数ですが)
○○して頂けますでしょうか - 申し訳ありませんが○○をお願い出来ますでしょうか
- 恐れ入りますが(お手数ですが)
○○して頂けますでしょうか - ごもっともですが(おっしゃる通りですが)・・
自己紹介
職場での第一印象を決める大切なポイントが自己紹介。
嫌味にならないように自分自身をアピールし、やる気をみせよう!!
配属部署と氏名をハッキリと
「○○部に配属されました、求人求子と申します」
意気込みはイキイキと
これまでの経歴を簡略して述べ、これからの仕事にかける意気込みをイキイキと語ろう!!長々と語りすぎないよう要点をまとめて。また、これまでの経歴での自慢話は控えよう。
最後までシッカリと
最後に、指導や協力を仰ぐ言葉で締めくくる。
最初から最後まで言葉遣いは丁寧に!!が基本。
上司とのやりとり
上司から指示を受けるとき
指示は最後まで聞き、質問があるようならその後で。指示を受けるときは、必ずメモをとる
「なにを・なぜ・いつ/いつまでに・どこで・だれが・どうやって」を確実に把握する。
曖昧な返事はしない
出来そうもない時は、状況をきちんと説明し優先順位などの判断を仰ぐ。
指示の要点は繰り返して確認する事を忘れずに
聞き漏れや、聞き間違いがあっては時間のロスにつながります。
上司に報告する時
タイミングよく報告
上司に「あの件はどうなった?」と聞かれる前に、指示が完了したら直ちに報告しよう。但し、今話して良いかどうか、上司の都合を聞いてから話をするようにする。
仕事が長引くような場合は、中間報告が絶対必要
約束の期限までに出来そうにない時も、即刻上司に報告をして、指示を受ける。
報告は簡潔に
まず最初に結論を述べ、次に原因、経過の順で。前もって報告事項をまとめる習慣をつけよう。
記述方悪いニュースほど早く伝える事が大切。仕事上のミスは素直に認め、早めに上司に報告をして指示を仰ぐ事。 仕事が遅れそうな時も同様。期限直前になって「できません」と報告を受けても上司は対処のしようがない。